Mundo Novo Commentary Of Tracks by LAVA

最近世界中の人達からE-Mailをもらいます。
何年も前から考えていた音楽を通じての
世界中の人々とのコミュニケーションというテーマが現実になってきました。
このAlbumはそのコミュニケーションを受けて投げ返す第2弾です。
正直に言ってレコ−ディング中に"Aile Alegria"をそれが超えられないと
自分で感じてしまったらリリースはしないつもりでした。
でもAlbum"Mundo Novo"は超えました。僕は胸をはってそう言い切ります。
またもやたくさんの出会いがあり協力者に恵まれました。
この場を借りてお礼を言います。どうもありがとう。

Mundo Novo<New World>は僕の音楽がそうではなく、
僕の音楽を受け入れてくれる
新しい世代やこれから出会える世界に向けての言葉です。
続けることで手に入れた新しい感覚です。


LAVA


001: Morena feat. Gema


J-WAVEの打合せに行く途中、バスの中でメロディーが浮かび
バスを降りてケータイから家の留守電にメロディーを録音し
春に出すLAVA CompileのAlbumの選曲をする為、
事務所の社長にいい音楽があったら聴かせてくれと言っていたので
打合せが終ってから彼がヘマ&パベルというキューバの2人組の
Albumを聴かせてくれて、1発でそのヘマという
女性ボーカルの声が気に入り
その日に出来たメロディーとその日に聴いた声を
合体させたのがこの"Morena"
彼女の居場所を追っていたら、彼女はキューバではなく、
スペインのマドリッドにいて
ちょうどbrazilectroのDJツアーでドイツ、
フランスを回る事になっていたので
ツアー中スペインまで彼女の声を録音しに行った。
その内容はこの曲を聴いて頂ければすぐに分かる。
僕の目からはウロコがたくさん落ちて、
改めて音楽と歌の素晴しさをマドリッドで知った。
レコーディングの次の日の夜、ヘマのマネージャーの
イザベルが家に招待してくれて
何とヘマ&パベルがアコースティックライブを僕の為にしてくれた。
ハートの美しさと歌声は比例する。その美しさに出会えるなら
僕は世界中どこにでも行ける。

Gema
Wilma 002: Mundo Novo feat.Wilma de Oliveira

アルバムタイトルトラック。
LAVAの個性はTrack Makingという部分においていえば
こ-いった感じの作品に現れているものだと思う。
自分が通ってきたオーソドックスだと言われるミュージックシーンも
今音楽を聴く若者達には新しく感じられるものもあるはず。
今までなかったものが決して新しいものではなく、
自分が信じてきた不変的なものが
今新しいと思われ受けとめられる時代になった気がする。
個人の中にある"新たなる世界"は本当は昔から
自分の中にうまっている才能(タレント)
なんだとこのAlbumを作り終えた今感じている。
003: Exit To The Top feat.Donna Burke

イメージはNew York。実際兄が住んでいるにも関わらず
行ったことがない。
前作の"Ride On A Tube"がLondonの"Tube"なら
今回はNew Yorkの"Subway"。
詩はNY生活20年のRUIという若者が書いた(ドラマー)
これをオーストラリア人のスーパープロフェッショナルボーカリスト、
ドナがクールに語ってくれた。もともとはCMの音楽の為に作った。
NYには今年の終わりか来年の初頭には、
現役最後のマイケル・ジョーダンを
MSG(マジソンスクエアガーデン)で見届けるゆえ必ず行く事にする。
Donna
004: MISTO

"Aile Alegria"の大もととなっていたcafe&雑貨屋で
売られるAlbumにMISTOという曲を作り入れていた。
この曲は友人の"MISTO"という名のBARを
経営している女性から頼まれ作ったのだが、
あまりにヘンテコな曲だったので"嫌い"と言われ却下された。
(そもそもキューバの古いレコードからサンプリングした
変な女性コーラスとボンゴだけで構成されていた1分しかない曲)
そのAlbum自体がボツになったので、
今ではもう日の目を見ないのだが
やっぱり依頼されたんだから、もう1回作ろうと思い作った。
曲自体は今回はたくさんフューチャリングしている
Swingo.H.Riverが持って来て、
僕が他の仕事でスタジオに入っている時、
スタッフが休憩している時間に
彼にこっそりグランドピアノを弾かせDATに盗み録りした。
したがってクリックなどを使っている余裕などなかったので、
後でものすごく苦労した。(こ-ゆ-時に活躍するProtools)
嫌いが"好き"になる事を願う。


005: Verao No Rio feat. Wilma de Oliveira


"brazilectro session 3"のSleeveの写真と
デザインのあまりの美しさに魅了され作った曲。
そのCompilation Albumには僕のVem Para Ficar
(f8 Spiritual remix)が入り初めてヨーロッパで
LAVAの曲が紹介された。
写真はリオの朝方の海辺を撮ったもので、
その内容とパッケージが横綱級の
Compilation Albumだと感じ触発された。
ビューマ(ブラジル人女性ボーカリスト)に
その写真を見せて詩の世界を
イメージしてもらい一緒に作った。
ヨーロッパから見たブラジルは
僕のスタイルにとても合う気がする。
ちなみにタイトルは日本語で"リオの夏"。




006: A Night In Le Fonque


"brazilectro"のDJツアーで1番ドイツ人を近く感じられたのが
ストゥットゥガルトにある"Le Fonque(ル・フォンク)"という名前のclub。
小さなclubで朝まで人は躍った。
LAVAは良い音楽をかけるDJなんだから、もっといい音楽をかけなさい
とHouseをplayしている僕に怒ってきた女性もいた。
Album中1番最後に作ったTrackで
ヨーロッパから帰ってきてすぐに制作した。
DATに録音したストゥットゥガルトのCafeでの人々の声を
頭とラストに入れた。
ベーシックになっているのは3年程前に
ファッションショーの為に作られた
Mob In The MoonというTrackで
ドイツの僕のエージェントの女性マネージャー
ドゥンヤがその曲を好きだったのでMIXした。
僕はドイツ人は楽器で言えばSAXだと思った。
木管の優しさと力強さを彼等から感じた。
だからSAXをたくさん入れた。



007: Love&Joy feat.Donna Burke

もしかしたら2nd Albumを作る上で
1番最初に作ったものかもしれないが
良く憶えてはいない。確か歩きながら
このメロディーは作られたはず。
よくメロディーをケータイから家の留守電に入れるのだが
帰ってから聴くと何を歌っているんだかよく分からず、
もんもんとする事がある。
しかしサンバは人を楽しくさせてくれるリズムだ。
Drumを最後まで幾度もいじって組み変えたりして、
作った頃から考えると1番制作中に聴いたTrack。
歌詩はCLASSY.Tomo.Kissyさんと一緒に作った。いい詩だと思う。

KOAMAS


008: Vem Para Ficar
       (Brown.Smith & Grey Jazz Scale remix)


Brown.Smith & Grey はドイツの
ハノーバー在住のcomposer&remixer。
以前からメールでやりとりする"メル友"だったが、
今回のドイツツアー中初めて会った。
単純に3人組なのかなと思ったら1人だった。
ハノーバーのGIGに来てくれて次の日彼のStudioに遊びに行ったら
制作中のこのremixを聴かせてくれた。
すぐにAlbumに入れようと思った。
クリストフという 名の彼はとてもハンサム(死語かな)で
芸術家タイプのおだやかな人。
彼とハノーバーのそれは美しい公園を一緒に散歩した。
未来の事を話した。
何度も言うが、僕はこ-ゆ-人達に出会えるならどこにだって行く。
年内に彼のAlbumが出るらしいので今度は僕がremixする番である。

009: Swing Me Higher feat.Aundrea Hopkins

もともとは日本人用に作ったが話がなくなったので、
アンドレア(黒人女性)に歌ってもらった。
彼女は最高のJazzy Vibesだと言ってくれたが
予想以上に歌入れに時間がかかった。
僕はこの曲でR&B(Rhythm & Brazil)という
新しいジャンルを築いた。
サンバのRhythmに基づきながら、
最終的には歌ものとして優れていれば
それはRhythm & Brazilになる。
メロディーありきなのである。
僕はこのR&Bをジワジワと浸透させるつもりでいる。
(ジワジワである)
aundrea
Latyrsy 010: " I Pine For Gambia "

アフリカ人の友人に"LAVAはガンビアに行くべきだ、
そしてそこが必ず好きになる"と言われた事がある。
ガンビアは西アフリカに位置する、大西洋沿いの小さな国。
もともとはそのとなりにあるセネガルの中にあり、
セネガルガンビアという名前だった。
そして独立したガンビアは、海と夜空が
世界一美しい国だといわれる。
僕はその時ガンビアに行く時間もお金も無かったので(今もないが)
そこに行ってる気分を味わうために曲を作った。それがこの曲。
まったく行ったことのない、国を想像して曲を作るのは楽しいが、
ガンビアの人が聴いたらどう思うか?
だから最近知り合ったセネガルのパーカッショニスト
Latyrsy(ラティール・シー)に曲を聴いてもらい、
よりアフリカのスピリッツを叩き込んでもらった。
彼は最後に"おじいさんが死ぬということは
図書館が焼けてしまうのと同じことと叫んでいる。
やはり生きている限りアフリカには絶対に行かなければいけない。
011: Morena feat.Gema
        (John Gaspard Deep Samba remix)


パリ在住の新鋭コンポーザー&DJ . John Gaspard
(ジョン・ギャスパー)によるDeepなHouse Remix。
彼の詳しい情報は良く分からず、ミステリアスなフランス人といった印象。
曲を気に入ってくれたのでRemixしてくれた。ただそれだけである。
そして僕のDJ play ListになかなかいいTrackが入れられる。
Gema